2014年4月10日木曜日

皮膚癌の早期診断について

皮膚癌と言う言葉も少しづつ普及して来たように思いますが、皮膚癌の中にもいろいろと種類があることをご存知でしょうか。
ほくろの癌と呼ばれ非常に悪性度の高い悪性黒色腫や、長年の紫外線暴露により生じる有棘細胞癌、また、比較的予後のいい(治療により完治を見込み易い)基底細胞癌など。
それ以外にも多種多様なものがあります。
本ホームページにも臨床写真付きで御紹介していますので、参照頂けるとありがたいです。
私は、長らく大学病院(および米国の研究所)で皮膚癌の研究に従事しておりました。
診断および治療においても非常に多くの経験をさせていただきました。
(病棟医長外来医長として約7年)
月並みですが、癌治療の王道は早期発見、早期治療です。
内蔵の癌などと比べ、特殊な検査をすることなく、皮膚科医による視診、触診でほぼ診断がつきます(ダーモスコピーによる)。
良性であれば、もちろんそのままにしておいて大丈夫ですし、
早期のものであれば、すぐに切除できます。
場合によっては診断のために一部を生検し、検査に出すこともできますので、
気になるものがある方は、お気軽にご相談下さい
(開院は4月21日です)