数十年前とは比べ物にならないくらいに変化していると思います。
私が小さい頃には
(もうかなり前になってしまいましたが)
日焼けは健康的というイメージがあったと思います。
実際、小学校の夏休みあけには、
一番日焼けをしていた子どもは
クラスで表彰されたりもしていました。
しかし、今では紫外線が皮膚にとって
悪であるという認識が定着してきましたね。
紫外線が皮膚にとって、よくない理由は多くありますが、
ここでは2つの点について絞ってご説明したいと思います。
一つは皮膚癌との関係です。
皮膚癌と紫外線の関連が言われているものとして
悪性黒色腫
というものと
有棘細胞癌
というものがあります。
悪性黒色腫は非常に悪性度が高いのですが、
紫外線との関係で言うと、
幼少期に強い日焼けをするのがよくない
とされています。
有棘細胞癌では、
蓄積性の紫外線暴露が関与していると
言われていますので、
日頃からの紫外線対策が重要ということになりますね。
もう一つ紫外線で重要な点は
光老化についてです。
紫外線を長く浴びていると
しわ、しみが生じてきます。
具体的には
コラーゲンの変性や
メラニンの不規則な分布と増加によります。
これらは、
紫外線により生じる活性酸素が関与しています。
ですので、
抗酸化作用を有するものによって
治療あるいは予防をすることが
非常に重要になるのですね。
当院では、サンスクリーン剤による予防、
抗酸化作用を有するオリジナルコスメおよびサプリメントから
点滴療法まで、幅広く対応したいと考えておりますので
お気軽に御相談ください。