2014年11月6日木曜日

にきびと漢方

にきびで悩まれている方は多いですね。
にきびといってもさまざまなステージがあります。
特に最初の段階で重要なことは皮脂の分泌量の増加と考えられています。
男性ホルモン(アンドロゲン)が影響を与え、
分泌量が増加する思春期はにきびが発症しやすい時期となります。
その結果、
毛穴のつまり(毛包漏斗部の角化亢進)を引き起こし、
面皰とよばれる白にきびの形成へとつながります。
さらに進むと化膿性にきび(赤にきび)へとなり、
にきび痕(ざ瘡瘢痕)へと進行するとなかなか治すのが難しくなります。

以上のそれぞれの段階に応じて適切な治療をする必要がありますが、
漢方がその助けになることがあります。
漢方と言ってもさまざまですが、
男性ホルモンに対して拮抗的にはたらく桜皮という生薬やアクネ菌に対する抗菌作用を有する荊芥、甘草などの生薬を含む十味敗毒湯などは使い易いものといえると思います。

その他、症状に応じて漢方を処方をすることもあります。
もちろん、各種外用剤を含む治療(保険診療)や、
ケミカルピーリング、IPL等による治療(保険外診療)も行っていますのでお気軽に御相談ください