だんだんと寒い季節になってきましたね。
寒くなりに従い、乾燥も強くなってきます。
皮膚も乾燥し易い時期になってきますね。
皮膚の乾燥(=ドライスキン)とは、
角層とよばれる皮膚の最外層の水分含有量が低下した状態ですが、
ドライスキンではバリア機能の破綻が起こり、
かゆみを伝達する神経が皮膚の表面にまで延びてしまうため、
より外部からの刺激に敏感になるといわれています。
ドライスキンでは神経伸長因子の発現量が
神経反発因子の発現量よりも多いため、
ますます神経が延びるといわれています。
これからの季節、乾燥が強まりますが、
保湿剤等によるスキンケアが重要になってきますね。
また、皮膚の乾燥は、残念ながら加齢変化にも伴います。
湿疹がひどくなる前にケアをされることをおすすめします。
お気軽に御相談ください
2014年10月16日木曜日
2014年10月9日木曜日
下腿の紫斑
膝より下に紫斑といって、
皮膚の内出血を見ることがあります。
かゆみが無い場合が多いです。
このような症状を訴えられる方は、実は多いですね。
皮膚に出血を来す原因として
1. 血液自体に異常がある場合
2. 血管に異常がある場合
3. 血流に異常がある場合
に大別されます。
またそれぞれ、
皮膚だけの問題か、
全身においても同様のことが起こっているか
ということを考えなければなりません。
皮膚に起こっている症状から
体全体に起こっていることを見つけることはあります。
皮膚科医の立場からは、そのような病気を見つけることは
重要だと考えていますし、責任を感じています。
気になる症状がありましたら、遠慮なく御相談ください。
皮膚の内出血を見ることがあります。
かゆみが無い場合が多いです。
このような症状を訴えられる方は、実は多いですね。
皮膚に出血を来す原因として
1. 血液自体に異常がある場合
2. 血管に異常がある場合
3. 血流に異常がある場合
に大別されます。
またそれぞれ、
皮膚だけの問題か、
全身においても同様のことが起こっているか
ということを考えなければなりません。
皮膚に起こっている症状から
体全体に起こっていることを見つけることはあります。
皮膚科医の立場からは、そのような病気を見つけることは
重要だと考えていますし、責任を感じています。
気になる症状がありましたら、遠慮なく御相談ください。
2014年10月2日木曜日
手術の適応について
当院では皮膚の腫瘍性病変に手術も行っています。
どんな治療もそうですが、
何かをする場合、
1. そのものが何であり、
2. それを治すためにどのような選択肢があり、
3. リスクはどの程度あり、
4. 得られる利益はどの程度あるか
というようなことを考える必要があります。
例えば
顔に黒いものが出来た場合、
1. 良性のもの(ほくろなど)か悪性か(癌)
2. 手術が必要か
(良性であれば必要ないでしょうし、
悪性でも手術以外の方法が考えられる場合もあります)
日帰り手術が可能か入院が必要か
顔の変形は起こるのか
など
3. 手術のリスクはどのようなものがあるか
出血のリスク
術後の制限はどの程度あるのか
など
4. 手術により完治するのか
などの問題があると考えられます。
それぞれの疑問はどれも非常に重要と考えられます。
大学病院で長く皮膚がんの診療に当たっていましたので
大きな手術はいろいろと経験してきました。
ただ、どんな小さな手術でもこれらのことは非常に重要と考えていますので
患者さんと一緒に、できるだけ同じ立場で考えていきたいと考えております。
必要な場合は
大学病院などへの御紹介もできます。
お気軽に御相談ください。
どんな治療もそうですが、
何かをする場合、
1. そのものが何であり、
2. それを治すためにどのような選択肢があり、
3. リスクはどの程度あり、
4. 得られる利益はどの程度あるか
というようなことを考える必要があります。
例えば
顔に黒いものが出来た場合、
1. 良性のもの(ほくろなど)か悪性か(癌)
2. 手術が必要か
(良性であれば必要ないでしょうし、
悪性でも手術以外の方法が考えられる場合もあります)
日帰り手術が可能か入院が必要か
顔の変形は起こるのか
など
3. 手術のリスクはどのようなものがあるか
出血のリスク
術後の制限はどの程度あるのか
など
4. 手術により完治するのか
などの問題があると考えられます。
それぞれの疑問はどれも非常に重要と考えられます。
大学病院で長く皮膚がんの診療に当たっていましたので
大きな手術はいろいろと経験してきました。
ただ、どんな小さな手術でもこれらのことは非常に重要と考えていますので
患者さんと一緒に、できるだけ同じ立場で考えていきたいと考えております。
必要な場合は
大学病院などへの御紹介もできます。
お気軽に御相談ください。
2014年9月25日木曜日
グラッシュビスタ
まつ毛の長さ、太さ、濃さを改善する外用薬である
グラッシュビスタが
9/29 国内で発売になります。
当院でも発売日から院内で処方できる準備を進めています。
多くの女性にとって、まつ毛の御手入れは悩みの種ですね。
緑内障の点眼薬の成分であった
ビマトプロストに
まつ毛の伸長させる作用があることに着目して開発されました。
まつ毛のヘアサイクルを延長させることによりまつ毛を長くし、
また、毛包を刺激してまつ毛の厚みや太さを増加させ、
メラニンを活性化して色を濃くすると考えられています。
効果が見えるまで、少なくとも2ヶ月間継続して塗布し続ける必要があります。
グラッシュビスタが
9/29 国内で発売になります。
当院でも発売日から院内で処方できる準備を進めています。
多くの女性にとって、まつ毛の御手入れは悩みの種ですね。
緑内障の点眼薬の成分であった
ビマトプロストに
まつ毛の伸長させる作用があることに着目して開発されました。
まつ毛のヘアサイクルを延長させることによりまつ毛を長くし、
また、毛包を刺激してまつ毛の厚みや太さを増加させ、
メラニンを活性化して色を濃くすると考えられています。
効果が見えるまで、少なくとも2ヶ月間継続して塗布し続ける必要があります。
2014年9月18日木曜日
Google インドアビュー
Googleのサービスでストリートビューがありますが、
インドアビューという機能もあるそうです。
建物の中をぐるっと見ることが出来る機能とのことです。
当院の中の様子を見ることが出来ます。
院内を入り口から奥まで歩いて回っているように
見学することが出来ます。
バーチャル体験してみてください
インドアビューはこちらから
インドアビューという機能もあるそうです。
建物の中をぐるっと見ることが出来る機能とのことです。
当院の中の様子を見ることが出来ます。
院内を入り口から奥まで歩いて回っているように
見学することが出来ます。
バーチャル体験してみてください
インドアビューはこちらから
2014年9月11日木曜日
赤らかおについて
赤ら顔で悩まれている方(特に女性)は多いと思います。
実は、皮膚科医の立場からもこの赤ら顔というのは、
一筋縄ではいかない病態と考えています。
何より大事なのは、診断です。
赤ら顔で疑うべき疾患として
接触皮膚炎(かぶれ)
脂漏性皮膚炎
酒皶(しゅさ)
酒皶様皮膚炎
膠原病
などがあげられます。
特に問題となるのは、
原因がはっきりしないのに、
漫然とステロイドを処方されることではないでしょうか
ステロイドの長期外用により、ステロイドをやめられない状況に陥ると
なかなか抜け出せない場合があります。
日常的に使用している化粧品や
シャンプー、リンスなどが原因である場合もありますし、
膠原病の場合は血液検査により、診断がつく場合もあります。
膠原病の場合は血液検査により、診断がつく場合もあります。
あきらめずに原因を調べて、腰を据えた治療をしてみてください
2014年9月4日木曜日
疥癬の外用薬
疥癬とは
ヒゼンダニが皮膚の角層に寄生することにより発症する感染症で、
免疫力の低下した方に発症しやすいとされています。
これまで治療の中心は、
内服薬(イベルメクチン)でしたが、
罹患される方がご高齢の場合が多く、
有効な外用剤が期待されていました。
海外ではすでに、有効な外用剤が使用されていましたが、
今回、国内でもはじめて
フェノトリンを有効成分とする疥癬に有効な外用剤が発売になりました。
スミスリンローション5%
で、すでに処方が可能です。
肝機能障害のある方や、小児では
イベルメクチンの内服が出来ない場合もありましたので
朗報と言えると思います。
ヒゼンダニが皮膚の角層に寄生することにより発症する感染症で、
免疫力の低下した方に発症しやすいとされています。
これまで治療の中心は、
内服薬(イベルメクチン)でしたが、
罹患される方がご高齢の場合が多く、
有効な外用剤が期待されていました。
海外ではすでに、有効な外用剤が使用されていましたが、
今回、国内でもはじめて
フェノトリンを有効成分とする疥癬に有効な外用剤が発売になりました。
スミスリンローション5%
で、すでに処方が可能です。
肝機能障害のある方や、小児では
イベルメクチンの内服が出来ない場合もありましたので
朗報と言えると思います。
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