2015年2月12日木曜日

ベピオ

にきびの治療薬が新しく承認されました。
海外ではかなり古くから使用されていたものですが、
ようやく日本でも使用できるようになります。
にきびの治療については、
残念ながら日本は海外と比較して遅れている感は否めません。
ベピオゲル2.5%は、有効成分である過酸化ベンゾイルの
抗菌作用と角質剥離作用により炎症性皮疹および非炎症性皮疹を改善します。
抗菌作用
過酸化ベンゾイルは強力な酸化剤であり、
分解により生じたフリーラジカルが細菌の膜構造、DNA, 代謝などを直接障害して、
抗菌作用を示します。
角質剥離作用
閉塞した毛漏斗部において、過酸化ベンゾイルの分解により生じたフリーラジカルが、
角質中コルネオデスモゾームの構成タンパク質を変性させることにより、角質細胞同士の結合が弛み、角質剥離が促進されます。

4月には使用できるようになるようです。
にきびの治療には難渋することも多々あります。
新しい選択肢として期待したいですね。