2024年8月16日金曜日

粉瘤について

粉瘤とは皮膚の下に袋状の嚢腫ができ、
その中に垢(ケラチン)などがたまってしまうものです。
よく脂肪の塊と思われている場合がありますが、実際は垢がたまっています。
袋の中には垢がどんどんたまっていきますので徐々に大きくなってきます。
化膿してしまうと痛みを伴なうこともありますし、
破裂してしまうこともあるので、注意が必要です。
当院では積極的に粉瘤の治療を行なっております。
炎症を起こしていなければ袋ごと取り出す手術を行います。
通常、予約手術になります。
平日のお昼時間に毎日行っております。
10日後程度で抜糸になります。
3割負担で通常15000円程度の費用ご負担です。
また、巨大な場合や顔など、特殊な部位の場合は、
市立病院や提携している形成外科をご紹介をすることもあります。
粉瘤は時に炎症を生じてしまうことがあります。
往々にして、そのようになってから受診される方も多いです。
この場合は、速やかに切開する必要があります。
受診日に緊急で対応しますので、腫れて痛みがあるような場合には
お気軽にお越しください。
ただ、かなり巨大で出血のリスクがある場合は、
稀ですが市立病院等にご紹介させていただくこともありますので
ご了承ください。